「手順をどう進めるか?」の例1ということで説明していきます。
麻雀は「1枚引いて1枚捨てる」を繰り返していくゲームです。もらった配牌から手牌の構想を練り、「引いて捨てる」を行い手順を進めていく。
構想の通りに行くこともあれば行かないこともあります。その辺を意識しながらやってみると、今までとは違ったものが見えてくるようになるはずです。
※萬子は漢数字、索子は数字、筒子は○付きの数字で表記します。字牌は東、南、西、北、白、發、中。
例1 東1局 ドラ北
さてまずは例1です。どこかで見たことがある手牌だと思った方は素晴らしいですね。
こちらの記事で出てきたものです

配牌の時点での構想
配牌から意識した理想最終型は、
④⑤⑧⑧⑧23334567
③⑥待ちの「立直ツモタンヤオ赤1」となっていますが、実際はどうなったのか手順を追っていきましょう。
実際の手順
八⑤⑦⑧⑧⑧1233356 ツモ東
ツモ東 打八
タンヤオが見えてるからってここで東を切るような人もいるとは思いますが、それは絶対にありえません。
場は東場でありドラは北です。そう簡単に字牌(特にダブ東)は切れません。
ツモ九 ツモ切り
ツモ① ツモ切り
これは説明の必要はないでしょう。いりませんよね
ツモ2 打1でこの形
⑤⑦⑧⑧⑧2233356東
もうこの時点ではタンヤオ赤1にほぼ決めて⑥はチーするつもりで狙ってます。でも47は出ても鳴きませんし、2もポンはしません。
またこの時点で下家からドラの北が一枚出てきました。
ツモ⑨ ツモ切り
すこし迷いましたが⑨があるとタンヤオにはなりませんから、鳴けなくなりますし三暗刻も消えてしまいます。それに⑨じゃないなら東を切ることになりますが、そのリスクのほうが圧倒的に高いと判断しました。
重要なのは自分のテンパイでもあがりでもありません。
ツモ② ツモ切り
その前に対面から東が出てきました。ダブ東への警戒度がすこし下がります。
ツモ③でこの形
⑤⑦⑧⑧⑧2233356東 ツモ③
③⑤⑦の両嵌(リャンカン)が出来るので④も鳴けるようになります。東を切る頃かと思います。
打東
ツモ南 ツモ切り
ツモ② ツモ切り 両面だけどフリテンな上タンヤオが消えちゃうかも。いりません。
ツモ一 ツモ切り
ツモ④でこの形
③⑤⑦⑧⑧⑧2233356 ツモ④
打⑦でテンパイです。
私も打⑦としているのですが・・・なぜか即立直してます(^_^;)
今あらためて見ると立直はしないのが正解ですね。何考えていたのか覚えていませんが2、5、6引きの三暗刻への手替わりがあり、ダマでもあがれる手牌なので即立直はおかしいです。
ちなみにこの後は誰もあがれず流局しています。
構想との比較
配牌の時点で思い浮かべた形がこちら
④⑤⑧⑧⑧23334567
実際の最終型はこちら
③④⑤⑧⑧⑧2233356
似たような形になってますが、最初からほとんど形が出来上がっていたので当然かもしれませんね。
あとがき
「手順について書くとどうなるか?」と思ってとりあえず書いてみました。
手順の例としてはあまり良い例ではないので、読み手の役に立つかどうかすこし疑問です。
今回の例で重要だったと思える部分は、
・東場のダブ東への意識
・ドラが北なので字牌を強く意識する
でも自分自身が大きなミスをしてる手順なので・・・
説得力がない(^_^;)
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