※萬子→一、二・・・ 筒子→①、②・・・ 索子→1、2・・・ 字牌は東、南、西、北、白、發、中と表記。赤5は各色に1枚ずつ(赤文字で表記します)
東1局東家 ドラ2
【配牌からの構想】
字牌が一枚もないことに嫌な予感を感じる手牌ですね。うっすらと上の三色(789)が見えるけどチャンタや純チャンはなさそうなので軽く見る程度。手格好は完全に順子系で字牌も持ってないから対子系は考えない。最初から手牌にドラがあるのでそれを強く意識する。起家なのでぜひともあがりたいけど厳しそうですね。
理想最終型は、
③③⑤⑥⑦⑧⑨234567
リーチツモ平和ドラ1で裏か一発で満貫。
実際の手順
一二九③⑤⑦⑧⑨24579 ツモ6
九を切りたくなりますがせっかく見えている三色をいきなり消すことはありません。どうせ不便でしかない一、二を外します。どちらも切るつもりなので内側から(※1)切ります。
打二
ツモ⑨ 打一
ツモ①でこの形です
九③⑤⑦⑧⑨⑨245679 ツモ①
またややこしいところを引きましたね。この時点で見えるのは789の三色同順と索子と筒子の一気通貫です。すべての可能性を残すためにはこれしかありません。
打⑨
対面からリーチきましたが無視(※2)します。
九①③⑤⑦⑧⑨245679 ツモ7
はい、ここをひくようだと索子は一気通貫にはなりそうもありませんし、場には8が二枚みえましたので三色と索子の一通が厳しくなりました。見切ります。
打9
で、対面があっさり一発ツモ
終了してしまいました
立直一発ツモ發ドラ1赤1の跳満で私は親被りです。
記念すべき「手順」の第一回がこんな結果かよ!
まだ4順しかしてないぞw
まぁ仕方がないです。それも麻雀ですしあきらめましょう。
補足
※1について
搭子(ターツ。面子の一つ手前の形のこと)を外すにも切る順番があります。
辺張搭子を切る場合、普通は端っこの一から切ります。四を引けば二四の嵌張搭子、三を引けばフリテンの両面搭子となる可能性があるからです。
この場合は辺張搭子の一二を切るわけですが、どちらも絶対に使わないので内側の二から切りました。
なぜ内側からなのか?
自分にとって有効な牌というのは、他人にとっても有効である牌かもしれません。通常時は内側の数牌のほうが使いやすい有効な牌です。
どちらも捨てることが決まっているならば有効な牌から捨てましょう。
気にし過ぎじゃないのか?
いいえ!w
たった1牌、たった1巡であってもその後先が命取りになることもあるのが麻雀というゲームです。
これがわかっていない人が本当に多いのですが、実は何度も何度もそれで痛い目にあっているはずなんですよ。
意識している人はその後先に気づくことができますが、「気にし過ぎだろ」とか「そんな細かいことは関係ないよ」などと軽く考えているような人には、ずーーーーーーーーーーーーーっと永遠に気付くことはありません。
あなたは気にするようにしてくださいね^^
※2について
敵からの立直や仕掛けは基本的に無視しましょう。
東1局ですよ? しかも今回はわずか4巡目の立直です。自分の手牌と他家の少ない捨て牌だけで読めるわけがないです。
おりるなんてもってのほかです。無視して攻めましょう。
ここで重要なのは自分の手を曲げないことです。
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