牌の価値を理解すると読みの精度が上がる

読み

麻雀で捨て牌を読むには、手作りする上での牌の価値を理解する必要があります。

これをあまりよくわからずに捨て牌を読もうとしても、なかなか読みが当たらないのではないかと私は思います。

牌の価値について理解が深まれば深まるほど読みの精度は上がっていきますので、時には1点で当たり牌を見極めることも可能になるはずです。

※関連記事

捨て牌読みの練習の仕方
捨て牌読みは練習しないとできるようにはなりません。どういう練習をするのが良いのかというと、とにかく「予想する」ということを何度もやってみるというのがおすすめです。 この時、始めからいきなり「待ち牌」を予想するのではなく、も...

 

牌の価値とは?

牌の価値とは、手作りする上で大事にしたい牌、色、ゾーンなどの順番とも言えます。

どんな手を作ろうとするかによって牌の価値は変化するし、手作りしている最中にもその順番は変化していきます。

まずはタンピン系(通常時)、一色系、対子系、端っこ系の4つに分類して、それぞれの牌の価値の順番を見ていきます。

 

大事にしたい牌の順番をなんとなく理解できたら、次のステップです。

「大事にしたい牌が後から出てくる」というのをチェックしていき、それが逆になっているのを見つけたらその理由を考えるのです。

「順番が逆になっているのはなぜだ?」というのを探求していくことが捨て牌読みへとつながっていきます。

 

タンピン系、普通の手の場合(通常時)の基本的な価値

タンピン系と普通の手を便宜上の都合で「通常時」とします。通常時には字牌よりも扱いやすい数牌のほうが大事にされます。

数牌の中でも便利である中張牌はより大事にされ、老頭牌や字牌である么九牌は軽視されやすいです。

中張牌の中でも456はタンヤオが確定する面子にしかならないので特に大事にされます。その次が3~7、そして2,8、老頭牌、役牌、オタ風という並びになります。

 

上記までの要素とは関係なくドラやその周辺の牌も大事にされます。図の中の「ドラ色」というのは、ドラが萬子なら萬子全体のことを指します。どちらかというと一色系の時により重視されますが、一気通貫もありますので一応ね。

また、ドラが字牌である場合は字牌全体を「ドラ色」と見ます。ただこの場合は対子系の手の時に要注意となりますので、すこし価値がずれる牌も出てきます。老頭牌やオタ風などの価値が中張牌よりも上になることも考えられます。タンピン系の形であってもドラ単騎やドラのシャボ待ちなどがあるからです。

 

「ドラの数字のゾーン」というのは、主に三色同順が見える時に注意する牌です。たとえばドラが④なら4とつながる数牌23456(特に345)をゾーンとして注意します。

「それ以外」というのはドラとからむ可能性の無い牌すべてです。

 

字牌はダブ東やダブ南の連風牌、常時役牌である三元牌、場風牌(東場の東、南場の南のこと)、自風、オタ風の並びになります。

※字牌の順番は平和を確定させたい時はオタ風のほうが大事となることもある(アタマとして使えるため)

 

一色系の場合の基本的な価値

一色系の捨て牌はとても読みやすく、また特徴もつかみやすいので簡単です。

混一色の場合は役牌(特に連風牌)、ドラ、対々和とからんですぐ満貫になりますし、鳴くことも多いです。素早く察知できるようになれば、無意味な振り込みを回避することもできるし、のちのち当たり牌になりそうな牌を先切りしたり止めたりするなどの判断もできるようになります。

清一色は混一色の延長上にあると考えて良いです。混一色をめざしているうちに清一色へと伸びていくことはよくあります。2色が切られた後に字牌の対子などが手の中から出てきたら、清一色へ向かっている可能性がかなり高いと言えます。

 

対子系の場合の基本的な価値

タンピン系とは逆に真ん中の数牌よりも字牌や老頭牌のほうが大事にされる傾向にあります。

対子系の手ではドラは非常に有用な牌となりますので、通常時(タンピン系、普通の手)よりも特に要注意です。七対子にしろ対々和にしろ打撃力が増すドラ単騎で待つことは十分に考えられます。たとえ真ん中の牌であっても気をつけたほうが良いと言えます。ドラの老頭牌や字牌は言うまでもなく要注意です。不用意に切ってはいけません。

 

赤5は真ん中の牌なので対子系の手ではチグハグですが、赤5で単騎待ちやシャボ待ちにすることもよくあります。「たぶん和了れないだろうけど、もし和了れたら1翻つくし・・・」な感じですかね。
私もあまり好きではありませんが、七対子で赤5を持っていたら単騎待ちになることもよくあります。和了りやすさを重視するなら老頭牌や字牌で待ったほうが絶対に和了りやすいですが、赤5を捨てて5をツモって来た場合のショックを考えるとなかなか見きれないんですよね(^_^;)

 

※字牌の並びについてですが、七対子や単騎待ちの時は役牌よりもオタ風が有用ですが、対々和、三暗刻の場合は役牌のほうが有用です。手が大きくなるのはもちろん役牌ですが、和了りやすいのはオタ風や老頭牌で待つ形です。手の形によって価値観の並びが変化する面白いケースと言えます。

 

端っこ系の場合の基本的な価値

ドラは123789、字牌である場合はその辺りは要注意

ドラが456の場合はあまり関係ないですが、端っこ系の宿命として両面待ちは安目を引く可能性があります。でもその安目となる牌(4,6)がドラである場合は、そのデメリットを緩和できるということになります。ちょっと気をつけておくと良いでしょう。

そしてその場合はど真ん中の牌である5をどこで切っているかというのを見ておくといいかもしれません。235 から5を切って4がドラならそのケースです。578 から5の場合のドラが6も同様です。

でも基本的には、端っこ系の手は安目を引くことを嫌う傾向にあるので、両面を早めに処理してしまうこともよくあります。そうなるとその捨て牌が対子系に見えてしまうというのも実はよくある話です。

幸いにも対子系と端っこ系は待ちにしたい牌が端っこや字牌というのは、とても似ている部分なのですが、より正確に敵の手を見極めるには微妙なニュアンスの違いに気づけるかどうかにかかっています。そしてその助けとなるのは、対子場か順子場かなどの場の状態です。その人の捨て牌だけでなく場を全体的に見てみると良いでしょう。

 

基本的な価値(表)は手作りする上での並び

タンピン系、普通の手(通常時)とそれ以外の場合の価値の順番を説明してまいりましたが、これはあくまでも手作りする上で大事にすると有効な順番です。

しかし、自分だけでなく他の人にとっても有効な牌なわけですから、巡目が進めば進むほど危険な牌になっていくということが言えます。

 

基本的な価値の並びは言わば「表」なんです。

というわけで、次は「裏」の並びについて説明していきましょう。

 

牌の価値の裏とは?

基本的な価値観の並びについてはそれぞれ説明してきました。今後は「表」と言い換えます。

「表」は手作りする上でのもので、その価値観通りに活用すると「攻撃に有用」なものです。

「裏」は守備的なことを考えた「受けに有用」なものと言えます。

 

通常時の裏

たとえば通常時は字牌よりも数牌が大事なわけですが、他家にとっても数牌が大事ならば「受けとして有用」な牌ではありません。受けに有用なのは数牌ではなく字牌です。

とはいえ最初から字牌のほうが価値があるわけではありません。数牌のほうが手作りで使いやすいので「攻撃に有用」なわけですから、局のはじめのほうではやはり数牌のほうが価値が上なんです。

 

しかし巡目が進むほど受けの牌としての価値は下がっていく・・・っていうか危険牌になっていくのです。

他家から立直がかかったとたん処理に困る厄介な危険牌になるようなこともあるでしょう。

自分で使える牌なら危険牌でも問題ありませんけどね。

 

この「裏」の価値というのは、捨て牌読みではあくまでもサブ的な要素です。メインは「表」となります。

でもしっかりと理解すると読みに大いに役立ちます。

 

他の場合の「裏」についても見てみましょう。

一色系は理解していなくてもすでに自然とやっているかもしれません。

 

一色系の裏

一色系でもっとも危険なのは「集めている色」です。役牌も危険ですし、オタ風もまぁまぁ危ない牌です。他の2色はバンバン切ってしまえますが、通常時とは逆に字牌は危険だということです。

一色系の場合は字牌は受けの牌とはなりません。受けとなるのは2色の数牌すべてということになります。

 

対子系の裏

対子系も通常時とは逆に字牌は数牌よりも危険と言えます。

これはわかりやすいですよね(^_^;)

また、スジの牌もかなり危険であると言えます。

 

受けの牌は数牌で通常時とは逆に真ん中に近い牌(赤入りの場合は5はその限りではない)のほうが受けとして有用ということになります。多く切られている牌ももちろん有用で、基本的には生牌はすべて危険だとお考えください。

また面白いことにスジの牌よりも無スジのほうが安心して切れたりもします。

 

端っこ系の裏

端っこ系でも数牌よりも字牌が危険と言えますが、対子系や一色系とはニュアンスがかなり異なります。受けとして有用なのはど真ん中の456です。当然のことながらほとんどの場合が無スジの牌であるケースになります。

端っこ系の捨て牌の特徴を読み切り、普段は立直に対して切れないど真ん中の無スジの牌をバンバン切ってドヤ顔できるようになったら一人前ですね(^_^;)

端っこ系は対子系ほどではありませんが、辺張や嵌張待ちになりやすいので、スジはあてにならない場合がほとんどです。

 

スジが通用するのは通常時のみ

なんとなくしか書いてはいませんが、通常時以外の一色系、対子系、端っこ系はみんな大好き「スジを頼る」というのはあまり有効ではありません。むしろスジの牌のほうが危険ですらあります。

意識的にスジで引っかけようとしてくるような人もいますからね(^_^;)

 

そんな相手には無スジの牌をニヤニヤしながらバンバン切ってあげると面白いですが、そのためには読めるようにならなくてはなりません。

最低でも「通常時」と「それ以外」を見極められるようになりましょう。それほど難しいことではありませんのでね。

 

通常時は両面待ちにしてから立直しようとしてくる人が多いし、スジを頼るのはそれなりに有効です。でもそれ以外の場合はスジはあてにならないどころか危険かもしれないので十分に気をつけましょう。むしろ無スジの牌のほうが安全という状況が麻雀にはあるんですよ(^_^;)

 

あとがき

スジを頼ってベタオリしはじめたプロが立直七対子ドラドラとかに一発で飛び込むというのがけっこう多くて驚く。プロはみんな捨て牌を読むことは上手なのかと思っていたが、どうやらピンキリらしい。

スジって基本的に通常時の両面待ちにしか有用じゃないからね。あまりスジばかりに頼ってると痛い目に合うし、かなりかっこ悪いよね。

ベタオリして敵の罠に引っかかるという格好だし、戦場で言えばビビって逃げ出したら地雷踏んだようなもんでしょ?

 

ここに書いた牌の価値の話は、あくまでも基本的な並びということであって、その並びが逆になっている部分の理由を探るために必要な知識となる。

手作りにも有用となるものなので参考になれば幸いに思います。

 

記事を読んでいただきありがとうございました。

 

タイトルとURLをコピーしました