配牌はMリーグ 2019/12/13 第2回戦より引用
東1局西家の配牌 ドラは2
266二三四五五七八南白中 ツモ七
私は打6とします。
配牌を見て思うことや第一打の理由
まぁ、普通の人は素直に南を切れば良いでしょう。
しかし、「それ以外に捨てるならどれ?」ということで考えることがトレーニングになるんです。私は6を切りましたが、萬子の色とドラを見てそうしたというだけです。できれば七対子ドラドラも見たいから三切り(他の筒子はスジで持ってる※)もあるんですが、鳴けない七対子よりも鳴いていける混一色を優先した感じですね。
ドラも最終的には切っていくつもりですが、もし重なってしまったら断么九か七対子、役牌などを見ながら進めていきます。でも状態が悪いと思っているので無理はしません。
※参考記事→対子場をうまく利用しないと麻雀は勝てない
雀鬼がおしゃっていることの中には、「第一打に字牌以外に切る牌が無い時は、自分の状態が良くないことを牌が教えてくれている※」というのがあり、この配牌は字牌以外に切る牌が無い形なので、自分の状態が悪いと判断します。
ただし、第一打字牌切り禁止を守って打っている人にしか意味は無いかと思います。
「第一打に字牌を切らない」という決めを守ろうとしているのに、「字牌以外に切る牌が無い」という苦しい状況に置かれている。だから「ツイてない」とか「今の自分は良くない位置にいる」と判断するわけで。
普段から字牌を切っていってるような人には、そういうのはあんまり関係が無いでしょう。計るための基準が無いわけですからね(^_^;)
※参考記事→雀鬼流の第一打字牌切り禁止のメリット
あとがき
この問題のように「字牌以外に切る牌が無い」という形であっても、私が字牌を切っていかないのは雀鬼の言うことを真に受けているからというわけではありません。
自分の意志で守ると決めたルールを守っているだけですので、雀鬼の教えとは無関係なのです。
こういう判断を見て雀鬼流のアンチの方が言いたいことはわかりますが、議論する位置が噛み合わないので無意味です。この配牌から南を切ってあがろうが、南を切らずにあがれない結果となろうが、そんなのは1局の結果でしかないです。
こういう配牌が来るのって、それほど頻度は高くないんです。半荘10回ほど打って多くても2回って感じだと思います。
それと引き換えに得られるトレーニング効果や状態を計るバロメータのメリットのほうが大きいと自信を持って言えます。
切れない牌をかかえて手作りするのって、敵から攻撃されている時(たとえば立直がかかっている)なら当たり前のようにやってるでしょう?
それを配牌の時点でやってるというだけのことですから。
決断力も鍛えられるんですよ^^
記事をお読みいただきありがとうございました。