この記事ではゆる読みの具体的なやり方について解説しています。
ゆる読みをするのに必要な意識、役読みを重視することについて書きました。
ゆる読みのやり方の概要
致命打をかわすことが目的ですので、致命打となりうる部分に意識を向けることが重要です。そのためには役を読む必要があります。
麻雀で致命打というと、満貫以上への振り込みからと考えて良いでしょう。
満貫以上になる可能性を意識しつつ捨て牌から役を読みます。
また自分にとっては致命打ではなくとも、誰かに大きい手をあがられてしまうことも似たようなものと言っても良いと思います。
自分が振り込む可能性が低かったとしても、その大きい手をつぶすために踏み込むことも必要です。
ゆる読みはあくまでも攻めるための読みです。
満貫以上の手になる役の組み合わせというのは、だいたい決まっていますので常に意識するようにします。
ゆる読みをする上での意識
基本的には以下の意識を持ってゆる読みをしていきます。
・手なりの捨て牌は無視。ドラだけ注意。
・タンピン系の捨て牌はドラ、三色同順、一気通貫を注意。
・対子系(刻子系)の捨て牌はドラ、役牌、生牌を注意。字牌がドラの時は要注意。
・対子系(七対子)の捨て牌はドラ、生牌、么九牌、スジの牌を注意。
・色(染め手)系の捨て牌はその色と字牌を注意。ドラ色、字牌がドラの時は要注意。
・連風牌は注意。特にダブ東は要注意。
・喰い断はドラを注意。
・役牌はドラ、色、対々和を注意。
・三元牌は1つ鳴かれたら他を注意。
・風牌は2つ鳴かれたら他を注意。
・中張牌ばかりの捨て牌は端っこ系を注意。
・立直の一発目は注意。
これら以外の部分はあまり意識しません。なぜなら振り込んだとしても安くなる(満貫に満たない)可能性が高いからです。
手が震えていたり、目が血走っていたり、ポーカーフェイスでも緊張感が伝わってくるような場合は、また話は変わってきますけども(^_^;)
(この記事ではリアルな麻雀ではなくネットの麻雀ということで説明していきます)
ゆる読みは役読みを重視
ゆる読みをするためには役を読むことが必要です。
捨て牌を見てどんな役を作っている可能性があるのかを見極めることを重視します。
作っている役がわかれば、先ほどあげた注意、要注意の牌をある程度ゾーン(属性、位置)でしぼることが可能です。
役読みについてはこちらの記事で説明していますが、クソ長くて難しいので・・・初心者の方向けに新しく別に考えます。

ゆる読みの例
いくつか例をあげてどんな感じなのか説明していきます。
手なりの捨て牌で立直のケース
たとえば手なりの捨て牌で立直がかかった場合、一発目とドラまわり以外は気にせず自分の都合で牌を切っていきます。読まなくていいのです。
もちろん振り込んでみたらドラ1に裏ドラ2枚のって満貫だった、なんてこともあるでしょうけどそれは結果論ということで気にしません。
だって「立直のみ」かもしれないわけですからね(^_^;)
タンピン系のケース
タンピン系の捨て牌は字牌や老頭牌から切られていく感じになりやすいですが、立直平和で2000点、断么九もついていたら3900です。ドラが1枚ついてようやく満貫になります。
怖いのは三色同順や一気通貫などがからんで跳満以上になるケースです。
だからそのあたりとドラ周辺については気にしますが、他はあまり意識しません。
1~2枚の無スジを切るぐらいのことは平気でしていきます。
立直平和の2000点だけかもしれないわけですから、すこし強引にでも潰しにかかったほうが良いです。両面待ちの可能性が高いし、ツモられても危ないですから。
こんな感じで、何でもかんでもすべての牌を止めるのではなく、役を見極め高い手になりそうなゾーンの牌を切るのは控えるというのが、ゆる読みの基本的な考え方です。
で、役読みについてどうすれば初心者さん達が読めるようになっていくかをあらためて考えてみたのですが、3副露した状態の役読みから始めていくのが良さそうという結論になりました。
こちらの記事で3副露の役読みを例をあげつつ説明しています。
